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bon voyage!

bon voyage!

China 4 days

「無錫・蘇州・同里・上海 江南旅情4日間」

12月1日

なんせ久しぶりの添乗。空港にやたら早く着いてしまった。
阪○のツアー受付がもたつき、カウンターもらえず待ちぼうけ。

そうこうしているうちに、ツアーバッチを着けたお客様が見え始める・・・。
先に自分のチェックインと団VISAの手続きをしてしまう。
しかしJALの地上職がどうやら新人らしく、またもやもたつく。
お客様見えてるのに、頼むよ~早くしてよ~。

プルプリしつつも営業SMILEで受付開始。
集合に遅れてきたお客様1組。
いきなり初めから遅れてくるとは、怪しい・・・。
チェックイン・搭乗のご案内を済ませ、いよいよ出発。

*中国東方航空にて上海へ*

上海浦東空港は虹橋空港と違い、広い!キレイ!わかりやすい!
機外で再集合し、団VISAと入国審査の説明。
検疫→審査→荷物受取→税関→現地ガイドと合流。

今日はこのままバスにて蘇州へ移動。
ホテルチェックイン・夕食後ガイドと打合せ+ちょっぴり飲んじゃった。
(蘇州泊)

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12月2日 蘇州観光 

【蘇州】蘇州のみどころは、大きく分けて3つ。
『庭園』『寺院と寺』そして『運河と橋』
これらを中心に見てまわるのが一般的。

『庭園』蘇州には現在世界遺産にも数えられる4大庭園がある。
「拙政園」「留園」「獅子林」「滄浪亭」の4つ。
北京の庭園がロイヤルガーデンならば、蘇州の庭園はどれもがプライベートガーデン。
現在は国の財産として、一般公開されている。
この蘇集の庭園文化は春秋戦国時代に始まったといわれている。

限られた「庭」というスペースの中に山水や田園を表現し、
田舎の風景を楽しめるように配置されている。
これは都市の生活者が自然を恋う気持ちから生まれたのだそうだ。

蘇州の庭は水を中心にしたものが多く、
江南水郷の雅趣が感じられるものが多い。

今回は『拙政園』という蘇州一の名園を散策。拙政園は中国の4大庭園の一つ。1506年に王献臣が官職を追われ、蘇州に隠居した際に造ったという。
(8年の年月をかけて造られた)庭園全体の様子は広々としていて明るい。
5haもある内部のうち、水景が3/5を占める。

OPEN:7:30~17:30
料金:20元

『寒山寺』509年~519年の間に建築され、
唐の時代に寒山と拾得がここで修行をしていた。
また、寒山寺といえばその鐘の音があまりにも有名。
近年大晦日の夜に除夜の鐘を聞く会が行われ、
多くの日本人が108つの鐘の音を聞きながら新年を迎えているそうです。

唐・宋の蘇州は夜に鐘を撞く習慣があったそうです。
当時寒山寺の鐘の音は素晴らしく、
その余韻は夜明けまで続いたと伝えられています。
現在の鐘は、以前のものではなく、
夜半に鐘を撞く習慣が薄れていくのと共に鐘も失われてしまったそうです。
明の時代に新たに鋳造されたが、日本に流れてしまい行方がわからず、
現在の鐘は日本の山田寒山によって送られたもの。
日本の『館山寺』と何か繋がりがありそう・・・な印象。後日調べてみます。

OPEN:7:30-17:00(入場は16:30迄)
料金:6元
鐘撞き:5元払うと撞けます。

『虎丘』亜細亜版プサの斜塔

「蘇州に至りて虎丘を遊ばんずは憾事なりけり」
と宋の詩人蘇東坡にも歌われている。
春秋戦国時代、ここに呉王の夫差が父親を剣池に葬ったのだそうです。
その3日後に白い虎が現れ、
墓の上にうずくまっていたと言われるのが『虎丘』の名前の由来。

ここのみどころは、なんといっても丘にそびえている『虎丘塔』
蘇州一の高さを誇る47Mの8角形・7層の塔。北に15度ほど傾いているのが特徴。
およそ400年ほど前から地盤沈下のために傾きだしたのだそうです。

門を入ったところに運河が流れ、そこから船にのることもできます。
運河は決してキレイではなく、色んなニオイがします。
しかし今も変わらず運河沿いに人々が生活している姿は、
なんとも趣がある風景でした。

OPEN:7:30-17:30
料金:20元

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12月3日 無錫・同里観光 


『無錫』は大きな湖と運河に囲まれた水郷の街。
かつては「錫」が大量に採れたために「有錫」といわれていたが、
錫は青銅を作るための重要な原料で、
青銅器の中でも鼎は権威のシンボルであったため、争いが絶えなかったのだそうです。
漢の時代、錫を掘り尽くして錫がないことを知らせるために、
街の名前を「無錫」としたのだそうです。
無錫は430万人の人口。
交通・経済の要所として外資系企業が続々と進出しているエリアでもあります。

『太湖』は琵琶湖のおよそ4倍の大きさ(2200K平方M)
海と区別がつかない位果てしなく大きい湖。
中国国内では4番目の面積を誇るのだそうです。
更に大きな湖があるとは、さすが中国!
太湖は真珠養殖が盛んで、湖の中に剣山のように見えるのが養殖場。
真珠研究所にて、割と安く買えます。
太湖は現在水質が悪化しており、浮き草が大発生していました。

また江蘇省・逝江省を巡ると穴が沢山開いた、独特の形をした石が
造園に良く使われています。
これは太湖の湖底から採れる石灰岩で、
長期の水食を受けてできたものだそうです。
造園に珍重され、皇帝が運河を利用して運ばせて宮廷にも使ったのだそうです。


『錫恵公園』

錫山と恵山の2つの山を園内に持つ錫恵公園は447,000平方Mの大きな公園。
「錫山」はその名の通りに、周・秦の時代には定量の錫を産出していた山。
高さ約74.8M。「恵山」は9つの峰を持ち、主峰の高さは329Mもある山。
ここは「天下第二泉」と名付けられた名泉をはじめ、
10ヶ所以上の名泉が点在しています。ちなみに第一泉は鎮江の中冷泉。

錫恵公園の名物は、園内の池に咲く蓮の花からとれる蓮の身の甘煮。
名泉所として、茶器等も売っています。
熱湯でお茶を入れると底が抜ける事があるのでご注意。
中国茶道(?)徐々に茶器を温めていくのがポイント。

OPEN:5:00-18:00
料金:12元

『同里観光』
同里は古い水郷の街です。街と運河が一体化しており、
あちらこちらで小船の行きかう姿を見る事ができます。
小さな街に10以上の運河が流れ、40以上の各時代に作られた橋が架かっています。

宋時代以降1000年にわたる歴史を有するこのエリアは、
趣のある景色を背景に、天然の映画スタジオにもなっており、
映画・TVの撮影にも使われるエリアなのだそうです。

主な観光スポットは「一園・二堂・三橋」と表現される。
「退思園」「崇本堂・嘉萌堂」「太平橋・吉利橋・長慶橋」を見てまわるのが一般的。
比較的狭い場所に集中しているので、徒歩で巡るっても全く問題なし。

とにかく建物の雰囲気・壁や戸に施された彫刻が素晴らしい。
石畳の道がどこまでも続いて、終日雨の中での観光でしたが、
雨のとても似合う街という印象。
駐車場付近でリンタク・折畳み傘売りが沢山いる。
ここの折畳み傘は使って5分で壊れるクォリティ。



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